湯シャンとは湯だけで洗髪することです。
しかしいきなり湯シャンを始めるとフケや臭い、ベタつき等で失敗するケースが多い。
湯シャンは確かに有効な肌荒れ対策の1つですが、挫折率も高いので、まずは米粉洗髪から始めてみましょう。
慣れてきたら米のとぎ汁で洗髪してみましょう。
また、湯シャンを始めたばかりの頃は手持ちのシャンプーを薄めて使う日があってもOK。
無理をしないことが重要です。
シャンプーやリンス、トリートメントも肌荒れの原因です。
なぜならシャンプーなどのヘアケア剤のすすぎ湯が顔に流れてくる上、ヘアケア剤が残留した髪が顔にかかると肌にダメージとなり肌荒れしやすくなります。
しかし米粉や米のとぎ汁は髪に残っても、顔に流れてきても、米アレルギーでなければ、肌にダメージを与えません。
肌の水分の蒸発を防ぐグルコシルセラミドが含まれているので、むしろ肌の保湿になり、バリア機能を高めます。
もちろん頭皮の保湿もでき、髪のパサつき対策もできます。
ダメージヘアのケアにも適しています。
エコ肌断食では、湯シャンの後に米のとぎ汁洗髪を行いますが、まずは米粉洗髪のやり方を説明します。
具体的には以下のように洗髪します。
1.手を流水でよく洗います(石けん不要)
2.髪を前後に50回ずつブラッシング
3.頭皮を揉むように湯シャンします
4.湯船で10~20分温もります
5.米粉をぬるま湯で溶いて洗髪
6.風呂から上がる前にもう一度湯シャンをします
私は湯船で温もる時に米のとぎ汁洗顔を行っています。
また、5の米粉をぬるま湯で溶いて洗髪のところは、洗面器に米粉とぬるま湯を入れてその中で洗髪するのもよいでしょう。
小麦粉シャンプーと違い、作る手間が省けます。
また、小麦粉アレルギーの方でも使えるのは助かりますね。
ただ、日本では少数かもしれませんが米アレルギーの人は使えません。
米粉には保湿成分が含まれているのでリンスやトリートメントは必要ありませんが、髪の傷みがひどくパサつきが気になるようならワセリンを傷んだ部分につけておくとよいでしょう。
米粉洗髪に慣れたら米のとぎ汁洗髪をやってみましょう。
米のとぎ汁の作り方は角質培養のページで説明しておりますので、ご参照ください。
筆者はこのように米のとぎ汁洗髪を行っています。
1.手を流水でよく洗います(石けん不要)
2.髪を前後に50回ずつブラッシング
3.頭皮を揉むように湯シャンします
4.湯船で10~20分温もります ※この時に米のとぎ汁洗顔
5.洗顔や入浴に使った米のとぎ汁を洗面器に入れてその中で洗髪
6.お風呂から上がる前にもう一度湯シャン
私は米のとぎ汁を洗顔で使った後、入浴の湯に使い、そのお湯で洗髪しています。
しかし、美髪を目的としている場合や頭皮ケアを行いたい場合は、5で濃い米のとぎ汁を使うか米粉を足してもよいでしょう。
米のとぎ汁・米粉ともに細かな粒子が余分な皮脂を落とします。
どちらもサラッとした感触で顔や体にも使えますが、しっとりうるおいます。
4~6ヶ月くらいすると頭皮の常在菌環境が整ってきます。
そうなると湯シャンができるようになります。
米のとぎ汁洗髪のままでも髪や頭皮に影響はありませんが、食物アレルギーの方は湯シャンが望ましい。
湯シャンのやり方は簡単。
1.手を流水でよく洗います(石けん不要)
2.髪を前後に50回ずつブラッシング
3.頭皮を揉むように湯シャンします
4.湯船で10~20分温もります
5.風呂から上がる前にもう一度湯シャンをします
私は7年半以上この方法で完全湯シャンを行ってきました。
やはり湯シャンは湯船をはさんで2回行なうとサッパリします。
その後は米のとぎ汁洗髪に移行しましたが、湯シャンよりも髪がしっとりサラサラです。
洗髪後はなるべく早く髪を乾かすと、常在菌の異常繁殖を防ぎ、臭いにくくなります。
湯シャンにしても他の洗髪方法にしてもできるだけ早く乾かしましょう。
タオルで髪の水気を取る時は柔軟剤を使用していないタオルを使いましょう。
また、柔軟剤・蛍光剤・漂白剤入りの洗剤もNGです。
柔軟剤や蛍光剤、漂白剤も肌や頭皮に大きなダメージとなります。
髪を早く乾かしたいときはエアーかおると速乾ドライヤーがおすすめ。
エアーかおるは綿100%のタオルですが、特別な技術で織られており、柔軟剤なしでも柔らかく、水気をよくとります。
私も使っていますが、洗濯しても柔らかさと吸水性が長持ちします。
触りがやさしく、髪をいためません。
ただし使用前には洗濯してから使いましょう(できれば2回)。
速乾ドライヤーはマイナスイオン機能付きのものがおすすめ。
マイナスイオン機能つきでないものと比べると髪のしっとりさとまとまりやすさが違います。
ドライヤーを使う時は同じ場所を集中して乾かすのでなく、まんべんなく乾かしましょう。
米にも小麦粉にもアレルギーがある場合は、手持ちのシャンプーを薄めて使いながらゆっくり湯シャンに入っていくとよいかと思います。
1日置きに慣れたら2日置き、2日置きに慣れたら3日置きという風に徐々にシャンプーの頻度を減らしていくとよいでしょう。
湯シャンを始めて4ヶ月くらいは、髪が濡れていると臭いが発生していました。
乾かすと臭いがないようなので、湯シャン後は素早く髪を乾かすようにしました。
半年くらい経つと濡れていても臭いがなくなりました。
湯シャンを続けること半年、頭皮の赤みやニキビがひき、髪もしなやかな髪になりました。
傷んだ髪は元に戻らないので散髪で切りました。
健康になった頭皮から出てきた髪はツヤがあり、きれいです。
2020年8月時点、完全湯シャンでセミロングですが、薄毛にもならず、髪のいたみもなく、豊かな髪を保っています。
湯シャンよりもまとまりが…
米のとぎ汁洗髪と米粉洗髪をやってみました。
完全湯シャンに慣れた後の挑戦ですが、湯シャンだけよりも髪がサラサラな感じです。
また、朝のセットもまとまりがいい感じです。
完全湯シャンよりも、米のとぎ汁洗髪・米粉洗髪の方がしっとりサラサラで感触がいい。
手触りがとてもいい感じです。
湯シャンは米のとぎ汁洗髪の前後に行っています。
経済的で肌に負担がかからず、美髪が行えるなら続けたいところ。
カラー剤の髪や頭皮のダメージもかなり大きい。
できれば毛染めはしない方がよいのですが、どうしても白髪が気になる人が多い。
そこでワセリンもしくはホホバ油で頭皮を保護してから毛染めをおこなうことをおすすめします。
中国のある村にホンヤオ族という民族がすんでいます。
ホンヤオ族の女性は米のとぎ汁で洗髪をしています。
その髪は黒く美しく輝き、白髪もないとのこと。
その中でも80歳のおばあちゃんは180センチ以上の豊かな髪を持っているそうです。
通常、髪の毛の寿命は5~6年で年に12センチ伸びるとしても60~72センチまでにしかなりません。
そう考えるとどんなに長くても腰までが限界のはずです。
ところが米のとぎ汁洗髪をされているおばあちゃんがその常識をブチ破りました。
育毛の業界ではビックリニュースです。
米のとぎ汁で白髪を改善とまではいかなくても今後増えなければいいな、毛染めなしで一生を終えたいと思っていた私には朗報です。
でも髪が180センチになったら大変かなと思う筆者でした。
※ホンヤオ族のことはぷらすな情報で知りました。
・肌を健康に保つにはヘアケア剤のダメージから肌を守る必要がある
・皮脂が多いと湯シャンに失敗しやすい。
初期は米粉洗髪が手間いらずでカンタン。
・慣れてきたら少しずつ米のとぎ汁洗髪か湯シャンの日を増やそう
・ニオイ対策はなるべく早く髪と頭皮を乾かす
・毛染めの時はオイルで頭皮を守る